新型コロナウイルス後遺症に対する施術実績

感染前は美容メニューで定期的に来院されていたCさん。

新型コロナウイルスに感染され、療養期間が終わり

初めて来院された際、

明らかに顔色が悪く、姿勢も猫背気味に

身体も丸まっておられました。

・隔離期間が終わって半月近く経つけれど、

身体の疲れが取れないし、咳が止まらない。

・一度咳が出ると止まらない。

咳をしすぎて胸もお腹も痛いし、睡眠も十分とれない。

の症状が残っていました。

検査してみると、身体の緊張具合がとても強い。

筋肉も硬い。とにかく硬い。

そこで、固まっていた背中を加温機器のインディバで温めほぐし、

咳で負担のかかっていた胸や腹部の施術を行い、

温かく柔らかい状態になるよう調整しました。

美容鍼灸でお顔の瘀血（血の巡りがわるい状態）を改善し、

最後にシールの鍼を呼吸が楽になるツボに貼らせて頂きました。

数回施術を行う中で、Ｃさんの顔色はどんどん明るくなり、

身体の倦怠感も施術を受けるごとに楽になると実感して頂きました。

Ｃさん曰く、シールの鍼で咳のツボへ刺激をしてくれていたから、

それが私には良かった思うと仰っていました。

接客業　３０代のＮさん

Ｎさんは新型コロナウイルス感染症に罹患され、

発熱と咳、喉の痛みがあったものの、

それほど強い症状ではなかったそうです。

10日間の自宅療養後、仕事に復帰すると、

身体の異変に感じた、、と。

『とにかく動けない。身体がだるくて、重くて、

出勤するのも辛かった。もう本当に辛かった。』

実際、来院時の検査でＮさんのお身体は、

かなり血の巡りが悪くなっていました。

手先は冷え、背中やお腹の産毛も立っているような状態。

元々のＮさんのお身体は、冷え知らずで柔軟性もある方でした。

しかし、動けない期間と、ウイルスとの戦いに消耗されたように、

身体は硬く、血流が悪く、冷えている状態に変わっていました。

そこで、身体をほぐすだけでなく、お灸を弱っている箇所にしっかり行いました。

また身体を温めてくれるツボ、生命力を高めてくれるツボに鍼灸を行いました。

身体がほぐれ、温まりやすくなったところで、トレーニングも取り入れました。

トレーニングと聞くと激しい運動をイメージされるかもしれませんが、

ベッドの上で寝ながら出来る軽い運動から始め、

無理なく身体の回復を高めるように行ってもらいました。

施術を始めて半月ほどでＮさんの身体から冷えは抜け、

動けないほどの倦怠感も取れてきたそうです。

登山が趣味で、アクティブなＡさん

新型コロナウイルスに感染してから、思うように動かない

自分の身体にイライラすることが増えたそうです。

５０代のＤさんは、新型コロナウイルスに罹患されて、

症状が悪化し、一時は入院も余儀なくされていた方でした。

退院されてからも、日常的な呼吸の浅さが残り、

更に’眠れない日々’に苦しんで居られました。

東洋医学的な見立てで自律神経調整を得意とする

鈴木先生が担当となり、施術を行いました。

コロナウイルスへの罹患によって、呼吸器系が傷つき、東洋医学的に’肺虚’の状態でした。

呼吸と睡眠？と思う方も多いと思いますが、

東洋医学で考える「肺」は呼吸だけでなく、全身のエネルギーである気を作り出したり、

身体の水分調整などにも関与しています。

また肺に熱を持ちすぎると、身体の上半身に余分な熱が籠もりすぎ、

同じく身体の上部にあり’眠り’にも関与する「心（しん）」にも影響を及ぼします。

そんな弱った「肺」を元気にして、元の身体に戻るように手助けするような全身施術を行う事で、日に日にＤさんは眠れるようになってきました。

新型コロナウイルスへの罹患後に起る後遺症は、

今回の不眠のように、呼吸器系だけでなく全身症状として現れるケースも多いそうです。

そんな時は、全身のバランスを整えるのが得意な東洋医学的な鍼灸も、

ぜひ選択肢として頂ければお思います。

今回施術を担当された鈴木先生の施術も当院で受ける事が出来ます。